プロジェクト名
日本で最も絶滅の危機にある固有の鳥、オガサワラカワラヒワを後世に残したい!
■現在の支援総額
3854000円
■支援者数
628人
募集期間 …… 2021/5/26~2021/12/31
目標金額 ……3,000,000円
( 3年間の調査に最低限必要な金額です。このご支援の他に、民間の助成金や自己資金を合わせて調査を実施します。目標金額に至らない場合でも、できる限りの調査を実施します。)
ご支援ありがとうございました。
日本全国の皆さまからのご支援により、保全に必要な調査を緊急的に実施できるようになりました。
現在も調査中ですが、4月からの新シーズンも調査を継続いたします。
クラウドファンディングの詳細については、あらためて集計を行ったのち、ご報告させていただきます。
また、今後どのような調査を実施したかについても、
情報発信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
本当にご支援、応援、ありがとうございました。
たくさんのご支援ありがとうございます!
皆さまからのご支援により、目標の調査費用300万を達成いたしました。
皆さまの思いが、オガサワラカワラヒワの回復につながると信じ、
引き続き保全活動を行っていきます。
当初は、2022年3月31日までの支援受付を考えておりましたが、、多くの方々が支援をしてくださったおかげで、とても早く目標額を達成できました。本当にありがとうございます。
オガサワラカワラヒワの生態は、まだまだわからないことがたくさんあります。また、今シーズンの調査結果(6月17日現在)から、母島列島では昨シーズンに続き非常に低密度の状態であることが確認されています。オガサワラカワラヒワの絶滅を回避するためには、より高頻度に調査を行う必要があります。ご支援をいただき、足りない部分は、私どもの自己資金でなんとか頑張ろうと考えていましたが、絶滅回避をするために最も大切な3年間に、より確実に継続して調査を行う必要があると考えております。そのため、クラウドファンディングを継続させていただきたいと考えております。受付終了は、12月31日を予定しております。
今後ご支援をいただいた調査費では、個体数のモニタリング調査、繁殖状況調査、食性調査の他に、より詳しい食性解明のためのサンプル収集、季節移動の調査を行うことなどにも使わせていただきたいと考えております。基本的には、上記の調査を実施する無人島への船のチャーター代とセンサーカメラの購入等に充てさせていただきます。
引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングは、実現したいプロジェクトをインターネットを通して伝え、それに対して賛同した方々から資金での支援を募る仕組みです。
当プロジェクトに賛同いただける方には、ご支援金額に応じた返礼品をお送りさせていただきます。
支援額、支援者数は適宜当サイトで公表し、募集期間終了、または目標金額に達した場合、募集を終了いたします。
プロジェクトの進捗状況、活動報告等は、当サイトで公表いたします。
クラウドファンディングの流れ
※不慣れなため、また調査で長期に留守にすることがあるため、返信や返礼品の配送に時間がかかることをご了承ください。
※支援金の支払い方法は、口座振替、クレジット(paypal)がご利用いただけます。
日本で最も絶滅の危機にある固有の鳥、オガサワラカワラヒワを後世に残したい!
はじめまして、一般社団法人Islands care 代表の川口大朗と申します。
私は、世界自然遺産である東京都小笠原諸島で希少動植物の保全活動や自然環境調査を行なっています。
2009年に小笠原に移住し、11年間東京都レンジャーとして国立公園の巡視や絶滅危惧種のモニタリング等に従事してきました。また、レンジャー業務の傍2014年より大学院に在学し、絶滅危惧種であるオガサワラカワラヒワ(以降オガヒワ)の研究を行なってきました。
オガヒワの絶滅の危機を感じ、より主体的に活動をしたいという思いから一念発起し、2020年に前職を退職してIslands care代表となりました。
絶滅の危機に瀕しているオガヒワを救うために、皆様のご協力をいただきたくクラウドファンディングを立ち上げました。私たちが必要としているのは、当面のオガヒワ調査資金です。
今すぐに行動を起こさなければ、オガヒワが絶滅してしまう危機的な状況のため、地元民間団体である私たちが緊急の保全活動をしていく決意をしました。
以下を読み主旨にご賛同いただければありがたいです。
写真 左:川口 右:無人島での調査をサポートしてくれる両角
小笠原諸島は、本州から南に約1000キロの位置にあり、30余りの島々から成り立っています。一度も陸続きになったことがない海洋島であるため、唯一無二の動植物や生態系が育まれ、2011年に世界自然遺産に登録されました。
しかし、この素晴らしい自然は、人間の活動を含む他所からの影響を受けやすい脆弱さを併せ持っています。
現在、小笠原諸島の自然は人為的に持ち込まれた様々な外来動植物の脅威に晒されており、これまでにも多くの動植物が絶滅し、現在もオガヒワをはじめ、多くの種の絶滅が危惧されています。小笠原諸島の自然は、島内外の多くの人の力によりなんとか守られているのが現状です。
私自身も、その一翼を担うため日々奮闘しています。
写真 オガヒワの生息する島の様子(向島 写真奥は母島)
オガヒワは、小笠原諸島にしかいない小さな陸鳥です。スズメと同じくらいの大きさで、翼の黄色の模様と、体に対して大きなクチバシがトレードマークです。一見地味な鳥ですが、近年の研究により11種類目の日本固有の鳥であると提唱されています。
さらに世界自然遺産の代表的な価値の一つである乾性低木林(乾燥した立地に成立する低い木から成る林)に唯一適応した鳥です。以前は、小笠原諸島全域にオガヒワが生息していましたが、年々減少しており25年間で10分の1程度になりました。その結果、現在は母島列島属島(母島周辺の無人島)と南硫黄島でしか繁殖が確認されていません。
さらに、このオガヒワ絶滅の危機を、小笠原の島民はもとより、多くの人たちが知りませんでした。
■オガヒワのより詳しい情報はこちらのWEBページで知ることが出来ます。
写真 オガサワラカワラヒワの幼鳥(巣立ち雛)
写真 ワークショップの様子
オガヒワを日々見守っている地元の調査者や研究者たちが、このままではオガヒワが絶滅してしまう、なんとかしなくてはならないと立ち上がりました。
オガヒワを絶滅の危機から救うために、Islands care と小笠原自然文化研究所が中心となり、2020年12月に約100人以上が参加した「オガサワラカワラヒワ保全計画作りワークショップ」を開催しました。今回採用したPHVA(個体群と生息地の存続可能性評価 )ワークショップ手法は、IUCN(国際自然保護連合)が提唱している、実践的な絶滅危惧種の保全計画を作る手法です。簡単に言うと「絶滅させないために実現可能な方法を、みんなで科学的に考えよう」ということになります。
ワークショップ当日は、なぜオガヒワがこんなに減ってしまったのか?繁殖地でネズミに食べられてしまったのか?母島に飛んできた時にノネコに食べられてしまったのか?餌としている植物が不足していたのか?病気が蔓延したのか?超大型台風などで快適な生息地がなくなってしまったのか?など様々な可能性が検討され、これから何をしなくてはならないのか議論されました。
会の終わりには、オガヒワを救うために3年以内に実施しなくてはならない行動計画が策定されました。その中の一つに「オガヒワに関する生物学的な情報収集」があり、当面はIslands careが主体となって実施していくこととなりました。
■ワークショップの詳細はYou tubeで報告しています。
Islands careは「オガヒワに関する生物学的な情報収集」を実施することになりました。
主に調査しなくていけないことは以下の内容になります。
ネズミが脅威のようだけど、ネズミがいなくなればオガヒワは復活するの?
ワークショップでは、オガヒワにとって最も脅威になっているのが外来のネズミ類による巣の捕食だとされ、急いでネズミの駆除をしなくてならないということになりました。環境省がワークショップに前後して、オガヒワ繁殖地である母島属島の向島(無人島)でネズミ駆除を開始しました。しかし、ネズミを駆除すれば本当にオガヒワが回復するのかわかりません。オガヒワの個体数の推移を観察して、ネズミ駆除の効果を調べる必要があります。
保護して飼育・繁殖することが必要なようだけど、捕獲しても大丈夫?
野生下の個体だけではオガヒワが回復するのは難しい状況になる可能性が高く、保護して飼育繁殖した鳥を再び野生下に戻すという取り組みが必要だという意見もあります。しかし、数少ないオガヒワが何羽いるのかを調べて、何羽なら捕獲しても大丈夫であるか考えていく必要があります。
オガヒワってどんな場所で子育てしている?
オガヒワがどのような場所を好んで巣を作っているのかは、よくわかっていません。どんな場所で雛を育てているのかを調べ、オガヒワが快適に子育てできる環境を守ることが必要です。
オガヒワは何を食べているか?
オガヒワが減少してしまった原因として、餌となる植物が少なくなってしまったからという意見があります。オガヒワは植物の種子を食べており、その植物が外来植物の侵入や気候変動の影響で数が少なくなったのではと考えられています。オガヒワが何を食べているか調べ、必要に応じて人工的に餌場を作る等の取り組みが必要になってくるかもしれません。
写真 調査の様子(上:センサーカメラの設置 下:観察調査)
オガヒワが生息する無人島に調査に行くためには、船をチャーターする必要があります。オガヒワのことをよく知るためには早朝から夕方まで1日がかりで観察することが必要です。そのような時は、無人島に泊まり込みで調査することもあります。また、自動で撮影してくれるセンサーカメラを設置することにより、人が観察できない期間もオガヒワの動向を把握することができます。
上に挙げたことを実施していくための、調査費用が必要です。特に必要なのは、船のチャーター代やセンサーカメラの購入費用になります。
その部分を皆様に協力していただきたいのです。
写真 調査の様子(無人島へカヤックで上陸)
オガヒワがいなくなっても、私たちの普段の生活には影響はないという考え方もありますが、素晴らしい自然が魅力のこの島で、固有の鳥が絶滅していくのをただ見ていることはできません。
今回、私たちはオガヒワの保全を目的にして活動していますが、この保全活動はオガヒワ以外の生き物たち、また小笠原諸島の自然環境保全全体にもつながっていくと思っています。オガヒワ、そして小笠原諸島のより良い未来のために、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
クラウドファウンディングの返礼品は、オガヒワに関連する品物を用意しています。支援者の皆様にご活用いただき、オガヒワのことを周知する助けになることを願っています。
なお、私たちは少人数の非常に小さな団体です。現場の調査を主体に行なっているので、1週間以上事務所に戻れないこと頻繁にあります。また、配送は週に1便のおがさわら丸(船便)になります。返礼品の配送が遅くなることを、予めご了承いただけると助かります。遠い南の島から届くのを、ゆっくりと待っていただけると嬉しいです。
返礼品
小笠原の自然やオガヒワが、皆さまの暮らしの中にいつもあることを願い、5つの返礼品を用意しました。
みんなでオガヒワを守ろう!という活動を多くの方に知ってもらうため、車やノートパソコンなど目立つところにぜひ貼ってください。このロゴマークは、延べ160人以上が関わったワークショプの時に作られたデザインです。翼の黄色い模様は、オガヒワの繁殖地の数を示しています。繁殖地が増えればこの模様も増えていきます。彼らの翼に彩りを増やしていきましょう!
*デザインをしていただいた吉池さんのInstagram: https://www.instagram.com/mingalang/?hl=ja
¥1,000
商品価格 / 送料無料
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オガヒワや小笠原の動植物をモチーフにしたデザインです。日本伝統の吉祥模様には、この鳥の回復への想いが込められています。また、職人さんが手で染める「注染(ちゅうせん)」という伝統技法で染め上げられています。風合いがとてもよく、洗うたびに色合いは柔らかさを増し、肌触りもよくなります。
*作成いただいた中村さんのHP:https://tsubame-shop.shop-pro.jp/
¥3,000
商品価格 / 送料無料
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バック、手拭い、ステッカーのセットです。
◆バッグの在庫がなくなってしまいました。大変申し訳ありませんが、作製にお時間をいただく関係で、
お届けに時間がかかってしまいます。ゆっくりと待っていただけたらありがたいです。
配送は7月下旬以降に順次行っていきますので、よろしくお願いいたします。(6月15日までにご支援いただいた方々)
バックもあったらという声がありましたので、追加で50個作成していただくことにいたしました。
お届けできるのが、10月頃になる可能性があります。もしお待ちいただけるようであればご支援をお願いいたします。
¥10,000
商品価格 / 送料無料
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・父島のキッチンカー【Mermaid Cafe 】(マーメイドカフェ)の焼菓子を詰合せにしてお届けします。
小笠原の食材を使用し、店主がひとつひとつ丁寧に焼き上げたパウンドケーキ。
【小笠原の塩きゃらめる】【島ラムレーズン】【パッションフルーツ】に加え、
今回の『オガヒワ救済企画』のために作られた京都産・宇治抹茶使用【ひわ色ケーキ】の4種類を2個ずつ、計8個。
Mermaid Cafe HP https://mermaid-chatty.info/ogasawara-mermaidcafe/
・「島の食材を使って」がコンセプトのお菓子屋さん【TOMATON】(トマトン)のクッキー2枚。
オガサワラカワラヒワの絶滅危機を知って、すぐにオガヒワ型のクッキーを作っていただきました。
ひわ色と呼ばれる緑はスーパーフード『モリンガ』で色付け。味は小笠原の塩を使った塩クッキーです。
TOMATON HP https://www.facebook.com/TOMATON-319844658222876/?ref=br_rs
¥6,000
商品価格 / 送料無料
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小笠原で伐採された木で作られたお皿です。伐採された木を再利用するため、島の友人が一枚一枚手仕事で削っています。運搬→加工→乾燥→仕上げまでを一人で行なっているので、数量限定となります。裏面には、オガヒワの焼印を押させていただきます。
使用している木の中には、小笠原諸島の生態系を脅かしているモクマオウなども含まれています。外来種として駆除するだけではなく、器として利用することで新たな命を吹き込めたらという作家の想いに共感し、この器を返礼品としました。
すべて1点ものになりますので、材や形などについては、指定できません。お楽しみにしていただけたらありがたいです。
*制作していただいた木村さんのHP:https://kimuranoki.com
¥30,000
商品価格 / 送料無料
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小笠原で伐採された木で作られたお皿です。伐採された木を再利用するため、島の友人が一枚一枚手仕事で削っています。運搬→加工→乾燥→仕上げまでを一人で行なっているので、数量限定となります。裏面には、オガヒワの焼印を押させていただきます。
使用している木の中には、小笠原諸島の生態系を脅かしているモクマオウなども含まれています。外来種として駆除するだけではなく、器として利用することで新たな命を吹き込めたらという作家の想いに共感し、この器を返礼品としました。
すべて1点ものになりますので、材や形などについては、指定できません。お楽しみにしていただけたらありがたいです。
*制作していただいた木村さんのHP:https://kimuranoki.com
¥50,000
商品価格 / 送料無料
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パンフレット
ご支援をいただいた方には、オガヒワのパンフレットとお礼のお手紙をお送りさせていただきます。
ご支援とともに、パンフレットでオガヒワのことや保全活動について関心を持っていただけたら嬉しいです。
1部1,000円
¥1,000
配送料はかかりません。
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